世界最大のNFT運営会社Yuga Labsが買収した10KFTとは?

NFT関連のニュースが、毎日のように世間をにぎわせる日々が続くようになってきましたが、世界最大のNFT運営会社「Yuga Labs」が、人気NFTプロジェクト「10KFT」を買収したという発表に驚かれた方も多いのではないでしょうか。

今回買収された「10KFT」ですが、聞いたことはあってもどんなプロジェクトなのか分からない、もしくは聞いたことがないという方もいると思います。

そこで本記事では、今回「Yuga Labs」が買収した「10KFT」について詳しく解説していきたいと思います。

10KFTとは?

出典:https://10ktf.com/

10KFTとは、世界的に有名な職人である「Wagmi-san(ワグミさん)」というおじいさんが、新東京に10KTFというショップをオープンしたという設定になっており、メタバースの世界では有名なデジタル職人です。

このWagmi-san(ワグミさん)が、素材になるコレクションにブルーチップNFTをコラボさせて、誰もが欲しがるアイテムを作ってくれる伝説の人物といわれています。

すべての素材をコラボできるわけではなく、現在は17のブルーチップNFTが対象となっています。

対象NFTは以下の通りです。

  • 0N1 Force(0N1フォース)
  • Bored Ape Kennel Club(ボアードエイプ ケネルクラブ)
  • Bored Ape Yacht Club(ボアードエイプ・ヨットクラブ)
  • Cool Cats NFT(クールキャッツ)
  • CrypToadz by GREMPLIN(クリプトガーズ バイ グレムリン)
  • CryptoPunks
  • フォゴットン・ソウルズ
  • Gutter Cat Gang(ガッターキャットギャング)
  • Meebits
  • ムーンバード
  • Mutant Ape Yacht Club(ミュータント・エイプ・ヨット・クラブ)
  • ナウンズ
  • Pudgy Penguin
  • Forgotten Runes Wizards Cult(忘却のルーン ウィザーズカルト)
  • WG – Archived(狼ゲーム)
  • World of Women(女性の世界)
  • ワールド オブ ウィメン ギャラクシー

これらのブルーチップNFTが対象となっており、素材を購入して希望の商品を作ってくれるわけではないので注意が必要です。

Wagmi-san(ワグミさん)が作るアクセサリーは、一度しか作れない1on1のデジタルアイテムになっており、10,000の素材があるとしたならば10,000の派生アイテムしか作ることができません。

10KTFで作成されるアイテム

Wagmi-san(ワグミさん)が作成してくれるアイテムは、レベル1とレベル2に分類され、レベル1では帽子やパーカー、ソックスといったアクセサリーが作成され、レベル2ではヘルメットやブーツ、武器などの戦闘装備を作成してくれます。

これらのアイテムは、このプロジェクト内で展開している物語の進行具合によって作成されるという内容になっています。

これらのアイテムの作成には、レベル1で20ドルAPEとガス代、レベル2でガス料金のみが必要となっており、現在はMetamaskのみを採用しているため、新アイテムを作成するためにはFTを含むウォレットをMetamaskに読み込む必要があります。

10KFTのこれまでの活動について

出典:https://mobile.twitter.com/10ktfshop

「10KFT」はこれまで、様々なコラボを行っていることでも知られています。

コラボ対象になっているNFTのPFP(SNSのアイコンに使われるNFTアート)に、高級ブランド「GUCCI」の衣類を身に付けさせたNFTコレクションを発表した、GUCCIとのコラボ。

また、今注目されているNFTプロジェクトの「Yuga Labs」が公開して話題となった動画の冒頭の「謎のドリンク」を飲むシーンのこのドリンクが、実はWagmi-san(ワグミさん)のお店にあったなんていうコラボも実現させています。

そのほか、高級ブランドのルイ・ヴィトンやプーマ(Puma)、ユニバーサル・ミュージック・グループ(Universal Music Group)などと提携していることでも知られています。

それほど「10KFT」は、影響力を持ったNFTプロジェクトといえるでしょう。

10KFTの運営元について

出典:https://www.wenewlabs.xyz/

「10KFT」は、デジタルアーティストとして著名なビープル(Beeple)氏が2021年6月に立ち上げたNFT企業「ウィーニュー(WENEW)」が行っているNFTプロジェクトです。

ウィーニューは、スポーツや音楽、歴史やコメディなどの象徴的なシーンを、ブロックチェーン上に集めNFT事業を展開することを目的としているスタートアップ企業として知られています。

Yuga Labsについて

Yuga Labsは、2021年に設立されたばかりのNFTプロジェクトを手掛ける制作スタジオで、NFTマーケットプレイス「OpenSea」でも、ランキング上位に入る人気NFTプロジェクトをいくつも手がけていることで知られており、現在のNFTシーンを牽引する存在となっています。

なかでも猿をモチーフにしたNFTプロジェクト「Bored Ape Yacht Club」の大ヒットは記憶に新しいところです。

最近ではこのNFTをSNSのアイコンにしている著名人も増えており、有名シンガーのマドンナも熱烈なファンとして知られています。

またアメリカでは、このNFTコレクションをモチーフにしたハンバーガーショップまで登場するなど、勢いが衰えることを知りません。

Yuga Labsが10KFTを買収

出典:https://www.neweconomy.jp/posts/274356

そんな両社の思惑が一致したのか、2022年11月14日に「Yuga Labs」が「10KFT」の運営元である「ウィーニュー(WENEW)」、ならびに「10KFT」を買収したことが発表されました。

この買収は、今後のWeb3.0事業に多くの可能性をもたらすための買収とのことで、ともにWeb3.0事業でのトップを一つになって目指していくというもの。

ウィーニューの最高責任者であるマイケル・フィゲ氏は最高コンテンツ責任者に、ビープル氏はYuga Labsのアドバイザーに就任するということです。

またウィーニューの従業員も全員Yuga Labsに移動するということで、決して後ろ向きではなく、前向きな買収といってもいいでしょう。

まとめ

この記事では、世界最大のNFT運営会社Yuga Labsが買収した10KFTについて詳しく解説してきました。

まだ立ち上げられたNFTプロジェクトが買収されたというのはショッキングな出来事のように思えますが、さらなる飛躍を遂げるいいきっかけになるのではないかと思われます。

パワーアップした「10KFT」がこれから見られることを期待せずにはいられませんね、今後さらなる情報が発信されるでしょうから、注意深く見守っていきましょう。